安らぎ

とっても楽しい夜だった。彼はルームサービスをとってくれて、お部屋でごはんを食べた。お酒飲みながら沢山お話して、海辺にお散歩に行って彼が関わっているプロジェクトのボートや現場を見せてくれた。奥さんの事や子供達の事、私の夫の事や。。彼は今回はI'm falling love with youとハッキリと言ってくれた。でも私は何も言い返せなかった。とても複雑すぎて。心が痛かった。長い間裸で過ごし、セックスしてはおしゃべり、またセックスと疲れ果てるまで続け、眠りについた。仕事で長時間冷たい水の中に潜ってよほど疲れていたのか、アランはすぐに寝息をたてて眠りに落ちたようだった。私は興奮して眠れず、しばらくアランの背中を見つめながらいろんな事を考えた。ふとI love you と呟いたら、彼は振り向いて you don't need to と言った。


朝早く彼は仕事に出かけるために起きて部屋の明かりをつけるから眩しくないようにと私の顔を枕で隠してくれた。そういう細かいところに気を遣ってくれる人。そしてコーヒーを淹れてくれた。あースッピン見せちゃった(笑)彼はなにも言わなかったけど。


アランは出かけて行った。部屋に私一人。アランの物や匂いに包まれてゆっくりと時間を過ごす。アランの使っていた枕に顔を沈めてもう少しウトウトしよう。